鉄骨造アーチ構造
2021年11月30日
約10年前に設計した建築にたまたま遭遇した。
どうなってるかな?と脚を運ぶことも多いが、休日のついでに「そういえばこの辺りに・・・」ということもたまにある。
今日は久しぶりに出会えた感じだ。
■ワイルドネイチャープラザ
-鉄骨造骨組み膜構造の構造設計-
多目的に活動できる施設として、鉄骨造膜屋根の計画をした。
水辺景観に「水上の帆」をイメージしたアーチ形式の架構としている。
この建物は、河川敷内に建つ建物で、祖父江砂丘という珍しい河岸砂丘の自然環境を活用するための施設である。
河川敷内ということもあって、RC造の柱を地盤面から2m突出させ、その上にスパン30mの軽量なアーチ構造を架けている。
アーチ構造は、支点の剛性によってアーチ効果の効率が決まってくるが、片持ち柱ということで支点の剛性は若干小さくなり、上部構造もそれなりの曲げを負担することになる。
ただ片持ち柱のおかげでアーチ構造特有のスラストを小さく抑えることができる。
サラサラの砂質地盤でもあることから、基礎部にタイビームを設けてスラストを処理した構造とした。

