ミニチュアの都市

カーナビやGoogle Mapなどの地図情報は日常的に使い勝手の良いアプリだけど、新しい道が出来てるとか、ついこの前まであった建物が気が付いたらなくなってるとか、そんなことは日常茶飯事だと思う。

 

こういう体験を重ねていくと、都市は常に膨張収縮し、新陳代謝も活発に行われているのだと実感する。

 

ただ、こういったことは都市部ではよくあるが、僕の実家など田舎ではあまりなくて、20年前に遊んだボーリング場も、30年前に遊んでいた公園や、高校時代の思い出のたこ焼き屋なんかもまだ健在だったりする。

スコアも手書きだったりするかも。。。ビリヤードも頑張ったな。

 

■小さなキューブで小さな都市

-ミニチュア化された構造設計-

名古屋のレゴランドには、レゴブロックで作った日本や世界の都市がミニチュアで再現されている。

変わることのない都市の記憶というか、都市へのあこがれというか、そんな個人的な感情も相まって、壮大なミニチュア都市(?)には心を惹かれる。

かつて東京で見た風景、大阪で見た風景、名古屋で見た風景、世界で見た風景は、その時の自分が実際に見た世界の時間の一端を切り取っているのだろうか。

それぞれの建物は、構造的特徴が明確に現れていると思う。

梅田スカイビルの連結超高層、スパイラルタワーの捩れ、立体トラスや社寺建築の木組みまで、、、

現在の都市には残っていない要素というのも多分にあるのだろう。

 

自分が見た世界、都市の膨張と収縮、新陳代謝、これらは自分の温かい記憶と共に子ども達に受け継がれていくのだろうか。

 

現代の設計チームで作り上げていった、街の風景がPart.Ⅱへと引き継がれていくといいと思う。

 

とか思いながら、今夜も設計業務をまとめていこう。