5次元の構造設計
2022年2月21日
私たちが認識できるのは空間軸の3次元と時間軸の1次元の4次元世界。
前にも横にも上にも下にも自由に動け、時間がたてば年を取る。
だけどその外には認識できない11次元の世界があるらしい。
宇宙は11次元?
「次元」は「点を指定するための座標の数」と定義できるが、宇宙の究極の成り立ちを探る「超ひも理論」では11次元となるそうだ。
■構造設計は5次元
構造設計の次元は、立体構造である空間軸の3次元に、経年による変化を考慮した時間軸の1次元、これに「何を(どんなものを)作るか?」という精神軸の1次元を加えた5次元の設計だという。
渡辺邦夫氏の著書「飛躍する構造デザイン」で氏の考えが詳述されている。
空間軸では力学特性、機能性に応じた材料や部材の選定が行われ、経年変化による保有耐力を安全率中で考慮した時間軸。
精神軸の中には、内包された「美学」や「経済性」・・・などの軸を考えると、超ひも理論の様に隠れた次元も存在するのかもしれない。
なるほど
どんなものを作ったらいいか思い浮かばないとき、全く手が進まない。
手探りで色んな検討をしていくうちに、なんとなく形が見えてくるなどよくある。
何も思いつかないとき、そんな時は街歩きにつきる。