半田赤レンガ
2022年3月13日
東京駅をはじめとして、幕末から明治・大正期に、文明開化の号令とともに、日本各地で赤レンガの名建築が造られた。
ここ愛知にも半田赤レンガ建物、ノリタケの森赤レンガ棟、名古屋市政資料館、旧岡崎銀行本店など多くの建物が現存している。
重厚でモダンな感じのする建築は、誰にとっても思い出の詰まった建築であるに違いない。
そんな中で今回は「カブトビール」をお目当てに半田赤レンガ倉庫に行ってきた。
■半田赤レンガ建物の構造設計
[半田赤レンガ建物]妻木頼黄
設計は明治建築界の巨匠と言われる妻木頼黄(つまきよりなか)。
明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として建築された。特徴的な構造として、レンガ造では珍しく壁が4~5層の中空構造になっており、これは温度・湿度を一定にするためのものだそうだ。
他にほとんど例を見ない貴重な建造物として文化財、産業遺産としても登録されている。
2015年に耐震補強が行われておりレンガ壁の中に鉄筋を挿入する補強工法が採用されている。
リニューアルオープンした建物は、内部も当時の歴史の面影が垣間見れるような空間となっており、雰囲気の良いショップやカフェがオープンしている。
そして嬉しいことに、幻のカブトビールも購入可能!!
お土産のビールはあっという間になくなりました。