木構造の技 -隈研吾の転換点 アナザースカイ-

「雲の上のまち」高知県梼原町。

四国山地の山奥、愛媛県との県境に面積の90%以上を森林が占めるという谷あいの町があります。

幕末期にはここの梼原街道を通って、坂本龍馬たち多くの勤王の志士が脱藩していったそう。

建築家・隈研吾さんは、ここが自分の転換点だということで、今でもこの町とかかわり続けているそうです。

ここには彼の設計した建築が6つあるそうで、観光客も多く集まっているようで、その中でも構造的に特に目を引くのは「雲の上のギャラリー」。

刎橋(はねばし)という江戸時代の忘れられた架橋形式で、刎木を少しずつずらして跳ね出していく構造形式としている。

pic.構造展

構造設計は構造家・中田捷夫さん。

木・鉄の支柱からスギ集成材の刎木を何重も掛けた構造となっており、木造の組み方としては、軸組形式では得られないような存在感を獲得している。安全・安心は当たり前で、どんな空間を提供できるのかと言われていた言葉を思い出させるような構造です。

 

先日、隈研吾さんがゲストのアナザースカイというTV番組で、梼原の町と隈研吾の繋がりを視聴することができた。

「負ける建築」が始まるこの梼原町が彼のアナザースカイ。

とても興味を引く内容の番組でした。

梼原町には、ホテル、庁舎、図書館をなどたくさんの隈建築がある。

まだ行ったことがないので、ぜひ訪ねてみたい場所になりました。