ハザードマップを活用しよう
2021年9月20日
建築の計画をするとき、その場所でどのような自然災害のリスクがあるのか、何を伝えないといけないか、とても悩む。
構造設計には、法律で定められた種々の基準がある。
これを順守すればある程度(法的には、震度5弱程度の中地震で無被害、震度6強程度の大地震で人命保護、積雪時にも倒壊しない、など)が担保されている。
・本当にできるだろうか?
■ハザードマップを眺めてみよう
構造計画の始めの段階で、いつも眺めています。
pic 名古屋駅周辺
名古屋駅周辺の液状化マップです。
濃尾平野は緩い堆積層で覆われているため、液状化の危険性は「赤」になります。
その他に浸水・浸水ハザードなどが生活面では活用できると思います。
■有効活用しよう
建物の構造設計には貴重な情報
地震危険度マップ、液状化ハザード、浸水ハザード、土砂災害ハザード、津波ハザード、、、。
色々種類は有りますが、各自治体で纏められているので、とても便利です。
地域によっては2m以上の浸水想定区域もあったりします。
そのような場合、1階を駐車場にするなど考慮が必要となります。
建物を建てるうえで、様々なリスクを回避することは可能であると思います。
いつ起こるか分かりませんが、いざという時に備えて、建物の損害や、身の安全を確保するため、考えておくことはとても大切です。
構造分野では、さらに断層マップなども重宝しています。