鹿児島建築めぐり1日目~せごどんに遭遇~(霧島アートの森・霧島国際音楽ホール・鹿児島カテドラルザビエル記念聖堂)
初めてのLCCで鹿児島へ。
休日を利用して一泊二日の小旅行です。
お仕事の方も無事終わったのでノンビリと砂蒸し風呂でも目指そうか!
という感じでスタートです!!!!
1日目
なんと雨。
昨日は晴れてたのにと若干悔しがるも仕方がない。
まあ、火山灰に見舞われなくて良かったかなとかプラス思考で行こうか。
1日目は、霧島から鹿児島市内の散策のあと指宿へ。
霧島アートの森
チューブ状の建物が秋の黄色い芝生の丘に乗っている、そんな建物。
広大な敷地の中、シンプルな形状で違和感は感じられない。
少し地面から浮かせていることで、建物の軽さとか浮遊感とかを演出しているのだろうか。
丘を盛ったことで建物がふわりと着地しているように見える。
少し構造家泣かせではありそうだけど。
エントランスのガラスの庇は、支持部材のガラスリブが建物内にまで伸びていて、なんだかオモシロそうな架構になっている。
ダクトも貫通している!
やはり構造家泣かせの感じが、、、
建物以外にもここを訪れた目的はコレ。
草間彌生さんの作品が見たかった。奇妙な花にデカいハイヒール。
屋外アートもとても見ごたえがあるものばかり。
雨の日に巡ってみるのも悪くない。
霧島国際音楽ホール
建築の「用・強・美」を具現化したような建物。
音楽ホールの天井面は音響工学に適した形態があるが、その形態を保持して屋根構造にまで展開している。
構造はRCによる折版構造。
大空間を覆う屋根構造としてはかなり古典的な構造方式だけど、コンクリートを打設してしまえばモノリシックな一体構造として、スムーズな力の流れを最小の資源で獲得することができる。
コスト面や施工性の面では難がありそうだが。
pic.霧島国際音楽ホール 槇文彦+渡辺邦夫
屋根形状が全く分からないヘタクソな写真なので何のこっちゃと思うかも。
この日は残念ながら保守点検のため建物内には入れず、、、
やっぱり雨は嫌だな。
霧島の地名の由来は、霧に煙る海に浮かぶ島だそう。
その名の通り、幻想的な風景が楽しめた。
雨の日も悪くない。
鹿児島カテドラルザビエル記念聖堂
色々寄り道しながらも鹿児島市内に移動。
鹿児島でぜひ行ってみたかった建築。
坂倉建築研究所のこだわりが随所に感じられるいい建築だと思う。
浮いた庇なんかも坂倉さんらしい。前職で共同した鶴見区民センターでも庇にてこずったな。
そして内部へ。
赤や青のステンドグラスからの光がパンチングメタルを通して色々変化している。
雨の日の静かさが大聖堂に静寂を与えている。
雨の日に来てよかった。
せごどんに会う
鹿児島に来たからにはぜひ会っておかねば。
pic.せごどんの銅像
pic.おじさんの自撮り
何見てんだー
指宿へ
鹿児島の名建築の余韻に浸りながら(?)今日の宿に向かう。
仕事では効率優先でビジネスホテルに宿泊することが多いが、旅先では何故かボロ宿に気を引かれてしまう。
鹿児島名物の、きびなごの刺身と酒ずし、芋焼酎を準備して旅の1日目は終わり。
いい気分になったところで温泉へ。
この辺りはなんでも化石水温泉だそう。古代の海水が温泉となって汲み上げているらしい。
終わり。