JAZZ喫茶と生ビール

事務所の近くに、バナナジュースとピラフがべらぼうに美味しいジャズ喫茶がある。

少し疲れたなと感じた時に訪れるようにしている。
甘くて濃厚なバナナジュースが疲れた身体に染み渡り、エネルギーが湧き上がって来るような感覚が堪らないのだ。
先週末の夜にポッカリ時間ができたので、こことは別にずっと気になっていたジャズ喫茶に行ってきた。


pic.18時頃には暗くなってきた

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店内はコンクリートの壁に天井は無く、配管むき出しで、オシャレ感漂うスケルトンな仕様。
店内のあちこちに置かれた砂時計。
暗く落とされた照明と、重く響き渡る音が心地よく、とても雰囲気のいいお店だった。

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僕がジャズを知ったのは学生時代に過ごした大阪で、ブルーノートやらジャズバーやら、あちこち連れて行ってもらい、
BLUESや近藤房之助などいろいろ色々聞いてたっけ。
ジャズがある場所は、当時の僕にとってだいぶ大人の世界で、少し背伸びした自分も楽しかった。

昔のことを思い出しながら、珈琲をすすっていたら、隣に座っていた20代後半らしき若者が、
ひとりタバコの煙をくゆらせ、生ビールを楽しんでいた。

僕もビールを頼もうか。
イヤ、だめだ、今日は車だ。
イヤ、電車で帰ればいい、飲んでしまおうか。
イヤ、明日わざわざ車をとりに来る時間はない。
イヤ、たまには普段やらないことをやってもいいじゃないか。

僕の頭の中で天使と悪魔が押し問答する。

隣の男に2杯目のビールが運ばれてきた。
その男はゴクゴクと喉を鳴らして、なんともウマそうにビールを飲む。
すっかり、僕の耳はジャズよりゴクゴクに夢中になってしまっていた。

僕は心に誓うのであった。
次はぜったいジャズ×ビールを楽しもうと。